腕に気を巡らす2


 ここでは、腕に気を巡らす次の段階の体験を記していきましょう。
 
 とりあえず、前の段階で、気が皮膚の上を移動する感じは掴めたわけです。そこで、次はそれと同じ要領で、左手首から左肘まで、気を移動させていくことにしました。ちなみに、この段階では私は既に外功(運動を伴った気功)を始めていて、体全体に気感を感じるための修行も併用していました。ですから、もし読者が同じようにこの段階の修行を行おうと思った場合には、同様に外功等を行い、腕全体でも気を感じれるようにしておいた方が、かなり上達が早くなることと思います。
 
 左手首から左肘まで気を動かす練習にあたって、まず、左手首の一点に意識をかけ、気の感じを強めます。そして、そこに右の人差し指を当て、腕の内側の皮膚の上に沿って、人差し指を左肘の内側に動かします。最初は距離が長いので、途中で気の感じが消えてばかりでしたが、それでも何十回もやっていると、気の感覚も途切れずに皮膚の上を移動出来るようになります。
 
 次は、前回と同じように人差し指を左腕の皮膚から離して気を動かし、その次に、右人差し指と右親指を左腕につけてその間を気を動かす修行を手首から肘までを数回に分けて行います。ここまで来ると、気が皮膚の上を動く感じは完全に掴めました。そうなると、次からは同じ要領で、気を動かしていけばいい、ということになります。ただ、やはりこの先の段階でも、気の感じが途中で途切れる事はとても多かったです。私もこれには苦労しまして、同じ気のルートを何十回も繰り返し繰り返し気を動かして、完全に気の感じが途切れないようになるまで、かなり修行をしたものです。
 
 左肘まで気を動かした後は、同じ要領で、左肩前面、鎖骨のくぼみの間、右肩前面、右肘、右手首、右手のひら中央と、気を動かしていきます。この様に長いルートを気の感じを途切れさせずに、気を動かす修行は、後の小周天の段階でかなり役に立つことになりました。また、腕の気を動かしていく練習を続けていきつつ、皮膚の深いところに意識をかけていくと、やがて、そのルートに沿った筋肉が、ピクピクと動くようになります。これも、小周天で同じ様な経験をしたのでした。
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