心霊等の原理について


心理学的考え方と纏め

 
 ユング心理学のページでも書きましたが、心理学で用いるコンプレックスという考えも、前ぺージのエネルギー場の考えで解釈する事ができたりもします。人間が、強いショックを受けるとか、長時間に渡る強い緊張状態を受けると、それにより人間の意識に変動が生じ、オーラの中にその出来た原因と同じような質を持った濃密なエネルギー場が形成されます。その形成されたものは、そこから取り除かれるまでは、形成された原因と同じ質の心理的なエネルギーを当人に影響させ続けます。それは心理学でいうコンプレックスやトラウマと似たようなものなのです。そして、その影響により、人間は意識の平衡状態を失ったり、意識の正常な流れが止まったりして、精神的な病気や、精神から来る肉体的な病気等にもかかりやすくなったりするのです。
 
 この意識の平衡が失われる状態では、そこから心霊的な現象が誘発される場合もあります。例えば、憑霊現象やポルターガイストと呼ばれる現象、自分で意識しないでなされる自動筆記、急に人間の体に火がつく自動発火、一時的な制御できない超能力等、がこれに含まれます。これらの心霊的現象はオーラの中に形成されたエネルギー場の力が強すぎるために、自分の意識の制御が効かずに勝手にオーラのエネルギーが暴発しているのです。
 
 このコンプレックスを治していくためには、その症状の元となった原因を「自覚」していくことが、まず第一に求められます。そのためには、催眠術などを用いて意識を変性意識の状態に持っていき、自分の記憶の奥に自覚されないまま眠っている、過去の癒されぬ記憶などを自覚するという治療も必要になってくるでしょう。これは、その当人にとっては、とてもつらい事ともなりえますが、しかし、この治療を経てエネルギー場の元となった原因が自覚されると、心の中で止まっていた治癒の力が流れ出し、そのエネルギー場を癒していき、心霊的現象も治まってくるのです。
 
 あまり知られてないことですが、心理学的には、よく一般の霊能者が行っている除霊が効く原理もここにあるといわれています。除霊の儀式というものを行う場は普通、日常の場とは違う特別な雰囲気にある事が多く、そして霊という日常では考えられない事に関わっている人が目の前にいるという事で、除霊を受けに来た人は、意識が特殊な緊張状態に陥ることが多くなり、そこに変性意識の状態が生まれます。
 
 そして、変性意識の状態になると、除霊を受ける人は潜在意識に潜んでいたコンプレックス、つまりそれまでに形成された思い、濃密なオーラの情報が表層意識に登ってくる事になります。その思いが霊能者と直接話す事により、病的症状が治癒される事になるのです。ですから、霊能者もこういった観点から見ると一種の精神的な面のセラピストともいえるでしょう。しかし、除霊行為によって、一時的に病的症状が治癒されても本質的な原因(環境的なものや、当人の過去のコンプレックス)が自覚・解消されない限りは、また同じような現象が起こることも、よくあるのです。
 
 ここまで私的な考察を書いてみましたが、しかし、除霊の際には様々な不思議な現象というものも起こりやすく、一概にこの理論で全て解決出来るというものではありません。ですから、読者の方は上の理論及び心理学で霊現象が全て解決できるとまでは勘違いしないようにはしてください。
 さて、一応ここで纏めになりますが、この今まで話してきた2つの条件「変性意識」と「エネルギー場の存在」。これを改めて簡単に解説すると、まず、人間の意識が変性意識の状態になり、そして、その近くに情報を持ったエネルギー場が存在すると、この2つが重なったときに人は心霊的現象と出会ったり、その霊と交流したりするという事になるのです。それゆえ、神秘的自己探求を志す人は、こういった心霊的現象に出会っても、いたずらに慌てたり怖がったりせず、その存在に対して為すべきことを行えるように心がけておきましょう。

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