ソロモンの大きな鍵

火星の護符


 
 火星の第1の護符。円の内部には火星の魔術的印形が書かれ、円の外側には、MADIMIAL、BRTzChIH、AShIAL、AThAVRIALの天使の名前がヘブライ語で書かれている。この護符は、それら天使達を呼び出すのに用いる事が出来るであろう。以上が、この護符に関する伝統的な説明である。火星は西欧神秘伝統的には闘いや力、勇気、暴力、セックス、破壊、流血などといった事柄に関する秘力を象徴するとされる。この護符は、火星の霊の秘力により、こういった事柄に関係するものや状態を制御するのに役立つだろう。

 
 火星の第2の護符。この護符を患部にあてて使用すれば、すべての病気に抵抗するのに偉大なる力をもたらすであろう。六芒星の三角形にはヘブライ文字のH、内部にはまず上から横向きにIH(I)VH、縦向きにIHShVH、下に横向きにALHIMが書かれている。IHShVHとはイエス(Jesus or Joshua)のヘブライ語の神秘名であり、IHVHの言葉の中心に聖霊の象徴であるShの文字を配する事により作られる。円の周りには、「ヨハネによる福音書(Johh)」の第1章4節「この言に命があった。そして、この命は人の光であった」が書かれている。これは、ヨハネによる福音書の最初の数行が、とても古いものである事の証明、論拠になるかもしれない。以上が伝統的な説明である。現代実用的にはこの護符は病気との闘いに打ち勝つといった捉え方で、病気を癒すのに役立てる事が出来るであろう。ヨハネによる福音書のヘブライ語について研究したい学徒はhttp://biblehub.com/mod/john/1.htmを参照せよ。

 
 火星の第3の護符。戦争、復讐、不和、対立を引き起こすのに偉大なる力を持つ。また、敵に反抗させたり、反抗的な霊に恐怖を引き起こす。この護符には、全能の神の御名が刻まれている。三角形の外側にはShDI、内側にはALH、真ん中にはカバラにおけるミクロプロソプスを象徴するV(ヴァウ)のヘブライ文字が書かれている。円の周りには詩篇77篇13節より「われらの神のように大いなる神はだれか」が書かれている。以上が伝統的な説明である。現代実用的には、対抗する勢力の中に味方を作りだしたりする等、争いにおいて自分に有利な状況をもたらす為に用いれるであろう。

 
 火星の第4の護符。この護符は汝に勝利を疑いなくもたらすであろう。中心にはAGLA、左右にはIHVH、上下にはALのヘブライ語の聖句が書かれている。円の周りには詩篇110篇5節「主はあなたの右におられて、その怒りの日に王たちを打ち破られる。」が書かれている。以上がこの護符に関する伝統的な説明であるが、現代実用的にも勝利をもたらすために使用できるであろう。

 
 火星の第5の護符。この護符は処女羊皮紙の上に書くべし。悪魔に恐怖をもたらし、汝に従わせるであろう。中心にある蠍の絵の周りにはヘブライ文字でHVLが書かれている。円の周りには詩篇91篇13節「あなたはししと、まむしとを踏み、若いししと、へびとを足の下に踏みにじるであろう」が書かれている。以上がこの護符に関する伝統的な説明である。現代実用的には、苦難を克服するといった事柄や、悪運を避ける、悪霊から身を守る為などに用いる事が出来るであろう。

 
 火星の第6の護符。この護符を持ち身を守るものに素晴らしい効力をもたらす。もし汝が誰かに攻撃されても、汝は決して傷つく事は無く、攻撃は彼自身に返るであろう。護符の8つの放射線の周りにはALHIM QBR、”エロヒムは覆いたり(又は、守りたり)”が、天使の文字あるいはマラキムの秘密のアルファベットと呼ばれる神秘文字で書かれている。円の周りには詩篇37篇15節「しかしそのつるぎはおのが胸を刺し、その弓は折られる」が書かれている。以上が伝統的な説明である。現代実用的には護身の為、あるいは誰かからの悪意を跳ね返すといった目的に用いる事が出来るだろう。

 
 火星の第7の護符。汝、この護符は火星の日と時に、蝙蝠の血で処女羊皮紙に書くべし。火星のデーモン、特にこの護符に名前の書かれているものを呼び出す時に、円の中でこの護符を出せば、汝は直ちに嵐や雹を見るであろう。護符の中心には同じ数価を持つ神の御名、AL、IIAIがヘブライ語で書かれている。八角形の角にはヘブライ文字と神聖なる文字で霊の御名が作られている。円の周りには詩篇105篇32,33節の途中までから「主は雨にかえて、ひょうを彼らに与え、きらめくいなずまを彼らの国に放たれた。主は彼らのぶどうの木と、いちじくの木とを撃ち」が書かれている。以上が伝統的な説明である。現代実用的には、うまくすれば実際に嵐を引き起こす事も出来るかもしれないが、現実的には悪意ある敵の間に嵐(混乱)を引き起こす事などに使う事が出来るだろう。

(参照)
・上記の護符はMacgregor Mathers編「The Greater Key of Solomon」(洋書)に所収されているものである。解説については、同書と、同書の邦訳である松田アフラ訳「ソロモンの大いなる鍵」、また、それらの応用を示した青狼団・編著「魔道書 ソロモン王の鍵」を参考にし、このHP独自の解釈も加えている。
・聖書の日本語訳についてはhttp://bible.salterrae.net/の口語訳を参考にさせていただいた。
・護符に書かれている聖書のヘブライ語の文句を学習したい学徒はhttp://www.mechon-mamre.org/p/pt/pt0.htmを参考にさせてもらうと良いであろう。

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