ソロモンの大きな鍵

月の護符


 
 月の第1の護符。この護符は、月の霊達を呼び出し、その力を起こすのに役立つ。さらには全ての閉められた扉を開けるのにも役立つであろう。メイザースによると、この護符は扉や門をヒエログリフ的に示しているものとのことである。中央にはIHVHが書かれ、そのすぐ右手にはIHV、IHVH、AL、IHHが書かれている。左から1列目には天使たちの名前、ShIVAL、VAVL、IAShIAL、VHIALが書かれている。残りの列は詩篇107章16節より「主は青銅のとびらをこわし、鉄の貫の木を断ち切られたからである」がヘブライ語で書かれている。以上が、この護符に関する伝統的な説明である。月は西欧神秘伝統的には無意識、情動、直感、幻想、記憶といった事柄に関する秘力を象徴するとされる。月の護符は、月の霊の秘力により、こういった事柄に関係するものや状態を制御するのに役立つだろう。また、この護符自体は伝統的には閉ざされた扉を開けるのに役立つとされるが、現代実用的に考えれば、何らかの閉ざされたものごとや環境から開放される為の力をもたらしてくれるもの、と捉えても良いであろう。

 
 月の第2の護符。この護符は、水に関する全ての危機から守ってくれるであろう。また、もし、汝を驚かせ怖がらせるために月の霊達が円の周りに大雨や嵐を引き起こしても、この護符を見せれば速やかに鎮める事が出来る。護符に描かれた手はALと、その天使ABRIALを指している。円周には詩篇56章11節より「わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。人はわたしに何をなし得ましょうか」が書かれている。以上が、この護符に関する伝統的な説明である。現代実用的には、水の災害から守ってくれる護符として、あるいは何らかの人間関係の「嵐」を鎮める為に用いることもできるであろう。

 
 月の第3の護符。この護符は正しく作れば、水によるあらゆる危険、あるいは夜間の攻撃を避け、旅行を予定通りに運ぶことに役立つであろう。護符に描かれた手はAVBとVVAPhALを指している。円周には詩篇40章13節より「主よ、みこころならばわたしをお救いください。主よ、すみやかにわたしをお助けください」が書かれている。以上が、この護符に関する伝統的な説明である。現代実用的には、旅行の安全祈願。あるいは第2の護符同様に水の災害から守ってくれる護符として用いることもできるであろう。

 
 月の第4の護符。この護符は、あらゆる邪悪より魂や肉体が傷つけられないように守るであろう。その天使SVPhIALはハーブや鉱石に関する効力の知識を与えてくれる。彼は名前を呼ぶものに、そのあらゆる知識を与えるであろう。護符に描かれた手は神の御名AHIH AShR AHIHと天使の名IHHAL、SVPhIALを指している。円周にはエレミヤ書17章18節より「わたしを攻め悩ます者をはずかしめてください。しかし、わたしをはずかしめないでください。彼らを恐れさせてください。しかしわたしを恐れさせないでください」がラテン語で書かれている。以上が、この護符に関する伝統的な説明である。現代実用的には、様々な邪悪から身を守る護符として用いれるであろう。また、ハーブや鉱石に関する知識を得るための護符として用いるのも良い。

 
 月の第5の護符。この護符は、睡眠中に答えを得ることに役立つ。その天使IKDIALは敵味方の破壊と損失を司る。また汝、AbdonとDaleにより彼を呼び出すならば、夜の全ての幽霊に対抗し、冥府(ハデス)から旅立った魂を呼び出すことも出来るであろう。護符に描かれた手は神の御名IHVHとALHIM、月の神秘図形、天使の名IKDIALとAZRALを指している。円周には詩篇68章1節より「神よ、立ちあがって、その敵を散らし、神を憎む者をみ前から逃げ去らせてください」が書かれている。以上が、この護符に関する伝統的な説明である。現代実用的には、夢で何らかの知識を得る。また、夜の不安を取り除き、失われた知識を取り戻す。あるいは、降霊術等にも有用であろう。

 
 月の第6の護符。この護符は銀の板に刻めば大雨を引き起こすのに、とても良いであろう。水の下に置き、そこから取り出さない限り、雨は降り続ける。この護符は月の日時に製作する事。この護符は月の神秘文字で構成されている。円周には創世記7章11,12節より「大いなる淵の源は、ことごとく破れ、雨は地に降り注いだ」が書かれている。以上が、この護符に関する伝統的な説明である。現代実用的には、何らかのものごとを中断させる事等に使用できるであろう。

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